「光触媒」というコトバをご存知でしょうか?
あまり聞きなじみのない「光触媒」というものは、
じつはとても優れた性質を持っていて、建築の分野においても活用されて
その効果を発揮しています。
今回は、そんな「光触媒」のおはなしをしていきたいと思います。
光触媒というのは、光を照射したときに「触媒作用」を示す物質の総称です。
(※触媒作用・・・特定の化学反応の速度を速める物質のこと、それ自身は反応の前後で変化しないもの)
この光触媒の作用を活用して、汚れを防ぐタイルがあります。
光触媒材料をコーティングした部材に光を当てると、
表面に付着していた水が水滴とはならず、一様に広がっていくという「親水性作用」を起こします。
この「親水性作用」を活かしたタイルでは、以下のような効果が得られます。
・セルフクリーニング効果・・・雨水で汚れが落とせる
・大気浄化効果・・・・・・・・窒素酸化物などを分解、浄化する
・抗菌効果・・・・・・・・・・カビの発生を防ぐ
・防臭効果・・・・・・・・・・ニオイを抑える
タイルには、表面に光触媒を高温で焼きつけているため
こういった効果は半永久的に持続します。
屋外で使用すると、強い紫外線を浴びるので、この特性はより強さを増します。
外装だけに限らず、キッチンやバスルーム、トイレなどの水回りにおいても使用は可能で
清潔で快適な空間を作る素材として、注目を集めている建材です。
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2020.02.20